むし歯はむし歯菌により歯が溶けることと、歯を修復する唾液の再石灰化のバランスが崩れ、歯に穴が開く感染症のひとつです。痛みを自覚したときにはすでに進行していることが多く、場合によっては歯の神経を取らなければならないこともあります。逆に初期の状態では痛みを感じることも少なく、実際にはレントゲン等の検査で初めてわかることが多いです。
むし歯は一番よく知られている歯の病気だと思いますが、その治療法や予防法は意外と知られていません。たかがむし歯と軽視せず、早めの治療、再発の予防をご提供できればと考えております。
お口の中を一目見ただけではむし歯がないように見えますが、レントゲンで確認してみると虫歯(赤丸)がいくつもあることがわかりました。むし歯はある程度進行しないと症状が出ないことも多く、この患者様は定期検診で通っておりレントゲンを撮ったことにより判明しました。